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2014年 No.420 2面(8月21日発行)

 政務活動費運営協議会(7月10日)

2013年度の監査委員事務局の議会事務局への定期監査で「携帯電話料金に政務調査費では認められない情報料が含まれていた」「事務機器を購入する場合は按分率を2分の1」などの取り決め通りにされておらず誤った会計処理がされていることが指摘されました。その後、訂正の手続きがされています。エンジンオイル代とバイクのオイル代、視察先への手土産代については会計処理の指針となる「政務活動費の手引き」の「運用指針」には規定されているが「事務処理要領」に規定がないのに政務調査費と認めていたことが注意事項とされました。

これを受け、各会派、無所属議員で構成する政務活動費運営協議会は、基本的にエンジンオイルは活動費の対象外と決定。また、視察先への手土産代は税金の使い方などの考えも変わってきているとの意見もあり、対象外とされました。

高槻市議会での

政務活動費と研修費について

政務活動費の透明性を高めるため、領収書等の証拠書類は必ず添付することになっています。研修費は研修会・会議実施報告書を作成し、どんな研修を受けたのかがわかるようにしています。また、視察先までの行程と交通費も明らかにして書類を提出していますが、協議会ではこの点も再度、徹底するよう確認されました。


台風11号の豪雨で

河川の増水、土砂災害警戒の避難勧告も

市内の状況

9日、10日に日本列島を横断した台風11号は大雨を降らし、各地で多くの被害を出しました。高槻市での最大降雨量は48㍉です。市は9日に災害対策本部を設置し、開設した避難所は市内22ヶ所です。10日樫田地区にがけ崩れや土石流などの土砂災害が発生する恐れがあると、10時30分には避難勧告が出されました。また、河川の増水では女瀬川、檜尾川が避難判断水位超過したとして、一時避難(自宅の2階以上などに一時的に自主避難をする)情報が10日0時30分に女瀬川周辺地域、13時10分に檜尾川周辺地域に出されました。その後、雨は弱まり河川の氾濫はありませんでしたが、風にあおられ転倒しての軽傷2人、倒木は杉尾地内でなど5件、避難所に113人が避難されました。樫田地域は、これまでの集中豪雨で土砂崩れをおこし、川幅が狭くなっている所もあります。府や関係機関との連携をとりながら防災対策の強化が求められます。

森林・河川整備など

安心安全対策の優先を

樫田地域災害の様子
土砂崩れにより川幅が狭くなっている様子(樫田地域)

6月9日に党市会議員団は宮原府会議員と、河川の安全対策を大阪府茨木土木事務所に要望しました。芥川、檜尾川、女瀬川の老朽化堤防の本格的な治水対策が必要です。この要望に対して、府は「老朽化の進む箇所を重点に点検・パトロールに努めるとともに、必要に応じ損傷箇所の対応に努める」との回答でした。また、芥川の芥川橋からJRまでは集中豪雨の対策が必要です。河川管理者の府とJRとの協議は府の財政問題で中断されていましたが、2013年2月から協議が再開されています。しかし、まだ何の対策も進んでいません。9日に対応を早急に進めるよう求めました。

国や府は河川整備などの予算を増やし、対策を講じなければいつ被害が起こるかもわかりません。引き続き河川の安全対策の強化が必要です。







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