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2013年 No.408 1面(8月23日発行)

安満遺跡

「市民とともに育てつづける」公園の考え示される

8月2日、史跡整備等特別委員会で、(仮称)安満遺跡公園整備構想検討委員会で検討されている公園整備構想(素案)策定にむけた進捗報告などが示されましたので、主な内容を掲載します。

「都心にある史跡安満遺跡と京大農場跡地の歴史・環境資産を活かし豊かな市民生活の発展と新たな市民文化醸成の拠点として高槻市のシンボルとなる市民共有の公園を市民とともに育てつづける」ことをもとに、構想内容が検討されています。

主な公園機能について

年間来園者数は国交省のデータや、計画地の面積などを勘案し、50万人と設定。駅前で利便性の良さや環境面を考慮し、公共交通や自転車の利用促進をして、駐車場台数は約200台(臨時駐車場約200台、計約400台)、駐輪場約500台を整備するとしています。

「子ども」が主役となる拠点施設は市内全域から来所をすることや利用者の利便性を考え、防災公園の中央部から西側に位置を変更し、JR高槻駅、阪急高槻駅からも近くになります。機能の考え方として①待機児解消・多機能保育②母子保健③遊びの創造④子育て支援人材育成をあげていますが、具体的な内容は今後、検討されます。

管理運営について

運営は市民主体で、公園の活性化を図るために活動の母体となる団体を設置するとしています。運営組織は市民、専門家、学識経験者、企業等、高槻市(事務局)で構成されます。また、公園を経営するという姿勢を念頭に、資金調達を行うとしています。内容は、民間のサービス施設(民活カフェなど)への場所代や施設使用料の徴収、寄付・基金、園内に設置するマップなどを中心に広告スペースを検討、学びや体験などの活動に応じた有料プラグラムなどがあげられています。

みんなが気軽に使えて、誰もが利用しやすい公園であることが大切です。

開園スケジュールについて

市民協働で育て、社会のニーズの対応に応じた段階的な運営や整備を行う「成長する公園づくり」をめざし、開園もエリアごとに段階的に行うとしています。一次開園は6年後の2019年(西エリア)、二次開園は2021年(中央・東エリア)、全エリアが共用される三次開園と整備を展開していきます(北エリアの6・4haは史跡指定を受けています。一定のまとまった公有地化ができた場合、先に整備を行う可能性あり)。


安満遺跡公園整備構想の図1

安満遺跡公園整備構想の図2

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