2012年 No.394 1面(5月17日発行)
国民健康保険運営協議会
今年度の平均保険料据え置きの答申
国民健康保険運営協議会は5月9日、市長に対して「2012年度の国民健康保険料(平均)を据え置くべき」と答申しました。
据え置きの理由として、医療費の伸びが落ち着き、国からの補助金が見込んでいた額よりも多く、累積赤字の大幅な悪化は見られないため「1人月額平均保険料を据え置くべき」としています。(4月時点で5億8251万6千円の赤字。その内3億610万6千円は累積赤字。)
また、国保財政の安定化のため、国庫負担金割合の引き上げを国に要望を求めていた運営協議会での宮本委員の意見が盛り込まれました。
議会あり方検討会中間報告示される
議会あり方検討会は「議会を活性化し、市民に開かれた議会」にしていくことを目的に昨年、8月10日に設置されました(日本共産党議員団からは中村委員が所属)。各会派から改革案が出され、優先的に検討する項目として傍聴対応、広報活動、議会だより、議会の見える化について9回にわたり協議をしてきました。中間報告では、傍聴者が詳しい説明資料を見ながら傍聴できるように資料の貸し出しをすることや、議案に対する態度を明確にするためにホームページや議会だよりに議案の賛否を会派名、個人名で掲載をすることなどの議論が行われました。
4月26日の検討委員会にしめされた中間報告の抜粋
傍聴対応について
・従来から配布している資料(審議日程・議事日程・代表質問項目・一般質問項目・審議日程)に加え、ホームページに掲載している「定例会付議事項の主要内容」も資料として提供する。(5月議会から実施)
・議案書、予算説明書、主要事務執行報告書等の資料は、貸し出し用に本会議は6部、委員会は3部用意し傍聴席入り口に配置し、傍聴席への持ち込みを認める。(5月議会から実施)
議会の広報活動・議会だよりについて
・評決結果をホームページ及び議会だよりに掲載する。(5月議会分から実施)
・委員会視察、会派視察、政務調査費による視察報告(視察先、視察目的、視察年月日、視察者)をホームページ及び議会だよりに掲載する。(2012年度実施分から実施)
議会の見える化について
・見える化を進める方向性については全員賛成である。見える化を進める前提として、公平性の確保等本会議の運営方法の議論も並行して進める必要がある。(継続協議)
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通学路の安全を守る対策の早期実施を
登校中の児童・生徒が死傷する交通事故が全国で相次いだため、文部科学省は4月27日、通学路の全国調査をおこなう方針を出しました。悲惨な事故を未然に防ぐためにも、通学路の安全対策の強化が求められます。
日本共産党市会議員団は2010年度の決算特別委員会で通学路についての資料を請求し、通学路のトンネル内や歩道のない道路の歩道設置など要望をしていました。 高槻市では、学校関係者が小学校区ごとに通学路の安全点検を毎年、5月頃におこなっています。2010年度は270件の改善要望がだされ、166件が改善されました。改善されなかった多くは、横断歩道や信号の設置など、道路構造上の問題や交通規制など交通安全に関することです。子どもの安全を守るためにもガードレールの設置なども含め、早急に対策の見直しが必要です。
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