2010年 No.373 1面(7月22日発行)
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6月市議会で「『慰安婦』問題について政府に誠実な対応を求める意見書」を日本共産党などの賛成で採択しました。
意見書では、07年7月に米下院が「旧日本軍が女性を強制的に性奴隷としたことを公式に認め、謝罪するよう日本政府に求める決議」を採択し、国連などの人権擁護機関からも早期解決を求める勧告がされていると指摘。
また、昨年7月、国連女性差別撤廃委員会の見解では、「日本で第2次世界大戦中に被害者となった『慰安婦』の状況の恒久的な解決策が見いだされていないことを遺憾に思い、教科書からこの問題への言及が削除されていることに懸念を表明、日本政府が恒久的な解決策を見いだす努力を早急に行うことへの勧告」が表明されていることを紹介。
その上で「『慰安婦』問題の真相解明、被害者の尊厳回復とともに、女性に対する暴力など人権侵害の解決に向け誠実な対応」を政府に求めています。
意見書は、自民党を除く5会派と無所属2人が提出。日本共産党、公明党、民主・元気ネット、高志会(4人)、無所属2人が賛成、自民党、高志会(1人)、無所属1人が反対しました。
6月市議会では、「児童虐待対策の抜本的強化を求める意見書」も日本共産党が提案し全会一致で採択されました。
意見書では、08年度、児童相談所に相談があった虐待が全国で4万件を超え、10年前の6倍に増加、そのうち10件に1件は大阪府で全国2番目に多くなっていると指摘。
その上で、児童相談所、子育て支援センター、保健所、児童養護施設などの専門機関や施設の増設。児童福祉士など専門的な職員体制を強化し、相談、支援体制を拡充すること。2点目に、里親手当等の改善や研修制度を充実するなど、支援体制の強化を政府に求めています。
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