2010年 No.372 1面(6月11日発行)
6月市議会
国保料値上げストップ、水道料の値下げなど提案される
6月市議会が6月11日から6月29日まで開かれます。主な議案は次の通りです。
今年も国民健康保険料すえおき
これで13年連続
国保運営協議会が、今年度の国保料について「据え置くことが望ましい」との答申を市に提出。市は、保険料値上げの提案を6月議会にしませんでした。
保険料の最高限度額を国が引き上げたため、高槻では69万円から71万円に2万円引き上げる提案をしています。加入世帯のなかで1.4%、所得773万円以上(1人世帯の場合)の世帯が対象です。限度額を上げることと、一人あたりの平均保険料をすえおいたことで、所得に応じてかかる保険料が下がり、中低所得の世帯は値下げになります。
民主党政権は医療制度改革として、2013年4月に<1>国保を都道府県単位に広域化<2>後期高齢者医療制度に代えて、65歳以上から国保に加入させる構想を検討しています。こんなことは許せません。
府営水が値下げ
使用水量の少ない水道代が負担軽減に
大阪府営水道料金が2010年度から1立方メートル当り10円10銭値下げしました。これを受け、高槻市は水道料金値下げの条例と補正予算案を提案。今年の10月分から値下げとなります(下表)。
党市議員団は水道を使わなくても、また少ない使用量でも基本料金を負担しなければならない基本水量制を廃止して、少ない使用量の場合の値下げを求めてきました。
繰り返し条例化を求めていた
農林業振興条例が提案される
高槻市は府内で農地がたくさん残っている地域であり、森林面積も市全体の44%と豊かな自然に恵まれています。 しかし、農地は1995年の583ヘクタールから2005年には482ヘクタールへと、101ヘクタール減少。森林も十分な管理ができておらず、その整備が課題です。農林業振興の総合的なプランを持った条例をつくるべきだと、日本共産党は繰り返し提案してきました。
日本共産党市議団の質問
「農業の、また農林業の基本方針、そういうものを含めた条例を検討していく、このことが一番大事だ」
(1999年9月議会)
「高槻の貴重な財産でもある都市農業と林業を守るための条例をつくる考えは」 (2007年6月議会)
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その他の議案
芥川小学校体育館・プール増改築、第八中学校舎耐震改修、今城塚古墳第7次整備の工事請負契約。
教育委員の人事や、桜台幼稚園での認定こども園開設に伴い、現在実施の預かり保育を段階的に西大冠幼稚園で実施するための条例一部改正。
補正予算など。
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