福島第一原発の放射能汚染水問題の解決を求める意見

 

福島第一原発の放射能汚染水の問題は、きわめて深刻な事態に陥っている。解決のためには、原子炉建屋に流入し汚染されている地下水や、汚染水のトレンチなどへの滞留、貯蔵タンクからの漏出の状況などを明らかにする必要がある。1日800から1,000トンの地下水が原発敷地内に流入しているが、その経路や流量などの実態を把握することも必要である。

何より重要なことは、原発への態度やエネルギー政策の違いを越えて、汚染水問題の抜本的解決を最優先にすることである。

したがって、政府及び国会においては、以下の対策を早急にとるよう強く求める。


1.「放射能で海を汚さない」ことを基本原則として確立する。

2.現状を徹底的に調査・公表し、非常事態という認識の共有を図る。

3.放射能汚染水問題の解決のために、持てる人的・物的資源を集中する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成25年12月18日

高 槻 市 議 会