2010年 No.375 1面(9月9日発行)

9月議会 09年度決算―27年連続黒字決算

くらしを支える制度の拡充はもっとできました

9月市議会に提案された市の昨年度の一般会計決算状況は、歳入歳出の差し引きが11億7500万円あまりで27年連続黒字となりました。また、市の借金(減税補てん債等を除く)残高は昨年より20億6500万円減り、211億1700万円、一方で、基金(貯金)残高は1億4千万円あまり減ったものの353億4400万円で、142億円あまり、基金が借金を上回っています。当初の計画では、基金を20億円取り崩す予定でしたが、結果は取り崩さなくてもよくなりました。
 後期高齢者医療制度の影響で国民健康保険料の会計に重大な影響を与えましたが、市長の判断で値上げを中止するなど、市民のくらしにとって評価できる側面がある一方、行財政改革と称して、高齢者住宅改造助成制度など、市民の切実な願いに基づいたサービスの削減が行われました。
 くらしの悪化と決算や基金残高の状況を考えれば、もっと子育てや介護、医療などのセーフティーネットの充実をすることは可能でした。

2009年度高槻市決算状況一覧表
(単位百万円)
会計区分
歳 入
歳 出
歳入歳出
差引額
実質収支額
一般会計
102,635
101,461
1,175
722
公園墓地特別会計
112
112
0
0
駐車場特別会計
944
478
466
466
公共下水道特別会計
11,913
11,822
91
22
国民健康保険特別会計
39,440
39,290
150
150
老人保健特別会計
87
75
12
12
介護保険特別会計
17,688
17,616
72
72
後期高齢者医療特別会計
3,594
3,494
100
100
母子寡婦福祉資金
貸付金特別会計
130
116
14
14
交通火災共済特別会計
80
77
3
3
火災共済特別会計
172
171
1
1
財産区会計
5,852
142
5,710
5,710
※四捨五入のため差引額が違う場合があります


学童保育の開設日(12/28と1/4〜7)
午後7時までの時間延長が必要です

保護者の強い要望もあり、12月28日と1月4日から1月7日も開室が実現します。
 学童保育室の開室時間は午前8時45分から午後6時まで(土曜日は午後5時まで)。しかし、午後7時までの時間延長への要望が多くあります。家が遠い又は、暗い箇所もあるなどの場合、迎えに行きたいという保護者もいます。午後6時では行けない保護者も多いので、一日も早く7時までの開室が求められます。

学校耐震化一日も早く整備を

公共施設耐震化基金に10億円積みあげる

高槻市では、2006年に「公共建築物の耐震化基本計画」を策定し、計画的に耐震化を進めるために公共施設耐震化基金があります。
 この9月議会で公共施設耐震化基金に、10億円積み増しすることになっています。これで、基金総額は54億円にのぼります。しかし、市内全部の公共施設で耐震化が必要な施設はどれだけあって、どれだけの予算が必要なのかという全体像は示されていません。
 学校の耐震化などは、一刻も早くやるべきです。その他に耐震化が必要な施設はどこなのか、予算の大まかな見積もりを示して、計画的に進めることが必要です。

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