2010年 No.371 1面(5月6日発行)
〝国保料 今年度はすえおき〟と
国保運協が答申
4月26日開催の国民健康保険運営協議会で、市は2008年度国民健康保険特別会計決算見込みと2010年度までの収支予測を説明しました。そのなかで、インフルエンザの流行が年度後半はなく、歳出が見込みを下回ったこと、国の交付金が増額されたことなどにより、保険料を見直さなくても、赤字はこれ以上増えない旨の説明がありました。これを受け、協議会では「保険料はすえおくべき」と答申がまとまりました。
ますます重要になる
国保署名の請願項目
いま、暮らしが大変になっています。そのなかで、国民健康保険運営協議会が国保料の値上げをしない答申をするということは、6月市議会で市長は値上げ提案をしない方向になるでしょう。しかし、値上げをしないとしても、国保料はもともと高く、「払いたくても払えない保険料」になっています。請願の第1項目にある「値上げをしないで」の声をさらに大きくすることが来年、再来年の保険料にも影響してきます。
請願の第2項目にかかげている「厳しすぎる保険料減免制度の改善」については、高槻の制度は年金収入のみの世帯の場合は、医療費がかさんだ場合でも対象としないなど、その改善が急がれます。
請願の第3項目は、「後期高齢者医療制度の一日も早い廃止や国庫補助の削減をやめよ」です。国保財政悪化の原因は、国保加入者にも高槻市にもなく、国に改善を求めることが必要です。国が削減した国保への補助を元に戻したり、「福祉医療をやっている」ことを理由にした補助削減をやめれば一気に国保会計が改善されます。
請願署名の〆切りは6月3日です
6月市議会の告示は6月4日で、請願の届け出は前日の3日までです。請願は6月17日の福祉企業委員会で議論されるので、前日の16日まで届け出可能です。
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09年度の政務調査費報告
大切に使いました
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